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“Visiting TAP” TAPファシリテーションとは?
5月20日と5月27日にTAPファシリテーター資格取得希望者を対象に集中授業を実施しました。 この集中授業では、グループファシリテーションについて、実際に演習を通して体験することにより、ファシリテーターとして必要な基礎的なスキルを習得します。そして、日本国内では大変貴重なTAPチャレンジコースを使用しながら、このプログラムの意味、適用領域、実施上の安全知識を身につけて、実際の社会生活の中で活かすことを目指します。
実際の授業は、それぞれの受講生がお互いを知り合う段階から行われ、個人とグループの関わり方を丁寧に「心とからだの安全」に焦点をあてながら進めていきます。一般的に、通常の授業では、受講するという時点で「聞く・集中・記憶・調べる」などの力がカギを握るのですが、アクティブ・ラーニングそのものを体感を通して学ぶというグループ環境を体験することになります。どうでしょうか?通常の授業ではお互いの名前も出身地も知らないまま、隣周辺に座って受講することが当たり前のシーンですが、このクラスはどれだけ自分のことを知ってもらうか? そしてクラスの仲間のことを知って協働していくかが大事になります。
TAPはチャレンジコースが目立つのですが、実際は個人とグループの気持ちと関わり方が授業展開を決めていきます。様々なユニークなアクティビティ(ゲーム感覚の活動)を通して、各自とグループの気持ちやモチベーションに変化を与えながら、具体的に「どんなグループを作りたいか?」「グループの中で自分はどんな役割を持っているのか?」など前述した受講するスタイルから自らが「貢献」していくラーニングスタイルの場になります。アクティビティと称されるエクササイズは数百もあり、グループの有様を読みながら提供されます。それらの展開を通して、授業回数を重ねるたびに気持ちの上での変化に気付くでしょう。気持ちが変化することから、グループワークという関わる環境の中で行動が変化をおこしていくことを自覚することでしょう。
みんなで力を合わせて様々な課題を乗り越えていく過程で、自分自身に自信とやる気を見出していくことこそ、アドベンチャー教育の魅力です。
ファシリテーションとは?ファシリテーターの役割は?その答えに向かって行くプロセスで「自分自身の成長をファシリテーションできる」ことを目指しながら、笑顔とチャレンジが毎回の産物です。回を増すごとに変わっていくグループ、お互いを尊重しあい、自分の作っている認知枠に気づいて目標を達成すること。一番の学びはフルバリューコントラクトと呼ばれる「相互尊重」とチャレンジ・バイ・チョイス「自己決定・自己選択」の大切さを理解すること。そして理解することと意識することのギャップを更に体感して学びあっていくクラスは続きます。
回を重ねるごとに「刺激」「変化」にどう対応するか?まさにNASAの宇宙開発プログラムでも行われるようなエクササイズとトレーニングがこの玉川の丘で実施されているのです。また、その授業風景をお知らせしましょう。
授業担当者 難波 克己(Katman)
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