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2019.8.2

個と集団の学びを促す存在に
TAPファシリテーターをめざして

玉川大学では、TAPの実践・研究を踏まえて能動的な学習やより良い学びの環境の実現に取り組む「TAPファシリテーター」の資格を独自に設け、養成プログラムを展開しています。ファシリテーターの役割は学びを促進すること。広義の教育者としての資質を磨き、資格取得に励む学生の声を紹介します。

ファシリテーター資格取得に取り組む学生は、TAPセンター主催の各種プログラムの
サポートにあたるなどして積極的にスキル向上を図る。同時に資格に関わる授業も履修する



TAPとゼミの学びを融合していきたい

TAPを本格的に体験したのは一年次セミナーでのことです。楽しいだけでなく、自分自身を省みる機会になって新鮮だったし、入学の動機だった「全人教育」につながるものだとも感じました。ファシリテーターはプログラム参加者の心理を理解する必要がある。学部で所属する心理学のゼミでの学びを融合していくのが目標です。

井村早野花
Sonoka Imura
教育学部 教育学科 4年

失敗を恐れず挑戦する姿勢を養えた

ファシリテーターの仕事のひとつに、参加者がワクワクする声かけをすることがあります。以前の僕は失敗が怖くて尻込みしがちで、声かけにも消極的でした。でもうまくいかない理由がわかれば次のチャレンジにつなげられることを体験から理解できて、周囲からも「変わったね」と言われるように。TAPで得た大きな成果です。

豊田 陸
Riku Toyoda
教育学部 教育学科 4年

ファシリテーションのスキルを教育現場へ

「自分らしくいられる時間だな」がTAPの第一印象です。資格取得をめざしたのは、授業で理論を学び、実践を通してファシリテーションの手法を具体的に身につけられるから。個人や集団の可能性を信じて学びを促すのがファシリテーターです。その役割は今後、僕自身が志望する教員にも求められるものだと感じています。

光川 鷹
Yo Mitsukawa
教育学部 教育学科 4年

唯一無二の個性に向き合うために

SNSの浸透もあって人間関係が希薄になり、その構築方法がわからない子どもも増えているようです。でも人が対面でつながることの重要性はまったく変わりません。TAPファシリテーター資格を取得した学生には、学校や職場、地域など、広く社会で人と人をつなげられる存在になってくれることを願っています。

川本和孝
准教授
TAPセンター

資格取得のための学び
科目履修Ⅰ 「TAPファシリテーションⅠ・Ⅱ」の2科目
科目履修Ⅱ 学校教育もしくは野外教育・社会教育に関する1科目
TAP活動実績 TAPセンタースタッフのサポート、学生サークル「TAP研究会」定期研修会への参加
*面談および知識・スキルチェックに合格して資格取得へ

取得後にできること
TAPスタッフが学内外で実施するプログラムに、サポートファシリテーターとして参加
学内で行う学生対象TAPの企画・ファシリテート
学内で行う学生対象のファシリテータートレーニングの実施

出典:全人2019年6月号
写真=秋山まどか

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