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2024年度大学院共通科目「ファシリテーターとしての教師の技術と実践A・B」終了報告!
報告者:工藤 亘(Daddy)
猛暑・酷暑の中、大学院の集中授業として「ファシリテーターとしての教師の技術と実践A・B」(A:8月に4日間、B:9月に4日間)を実施し、無事に終了致しました! 実施場所はTAPセンターのアクティビティホールでしたので熱中症対策は万全でしたが、8月中は台風の影響を受けたり、気温と湿度の厳しさを実感した8日間でした。
さて「ファシリテーターとしての教師の技術と実践A」では、TAPでの活動を受講者が体験しながら学級での関係性の質の向上や安心・安全な環境づくり、自己と他者の理解、コミュケーションの重要性、リーダーシップや合意形成等について体験学習することができました。今年度の新たな試み(私にとってはアドベンチャー!)として、LEGO®ブロックを用いて自己開示や目標設定、振り返りをしてみました。これまでも口頭や文字等で自己開示や目標設定、振り返りを実施してきましたが、LEGO®ブロックで立体的に表現することで、より具体的で創造的な表現が可能となりました。また、それぞれが作成したブロックをホールに置くことで常に視野に入り、意識化を強化することにもつながりました。
「ファシリテーターとしての教師の技術と実践B」では「A」での体験を踏まえ、ファシリテーションの考え方やファシリテーターとしての役割、プログラミングについて理論的に学び、その後、自分がプログラミングした内容でファシリテーター役を2回、体験しました。これによって、理論と実践がつながり、受講者(児童生徒)の心境や立場を役割学習し、またファシリテーター(教師)の視点でアドベンチャーができる環境について学ぶことができたのではないでしょうか!机上での知識だけではなく、実際にそれぞれの立場を体験することで、気づき・感じ・学ぶことの大切さを実感していたように思います。
ちなみに玉川大学大学院では、「ファシリテーターとしての教師の技術と実践A(2単位)・B(2単位)」を履修し、資格試験に合格すると「学級ファシリテーター」としての資格を取得することができます。この資格は一般財団法人オープンバッジ・ネットワークによるオープンバッジとして証明することができます。オープンバッジとは、IMS Global Learning Consortium(IMS Global)により国際技術標準規格化されたデジタル証明です。
最後に、この8日間での気づきや学びは、それぞれにとってどんな意味や価値があったのでしょうか?この授業を履修したこと自体がアドベンチャーだった人もいましたし、新たな自分を発見した人もいたようです。また、嬉しいことに教育現場や普段の生活に応用・転用しようと意欲に燃えていた人もいました。是非、それぞれのタイミングでアドベンチャーをして欲しいものです!TAPセンターでは、アクティビティを教えたい訳ではありません。アドベンチャーの考え方やそのマインド、アドベンチャーができる環境や自己冒険力等について一緒に考え、実行していきましょう!!
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